お好み焼きとワイン



今回お好み焼きでマリアージュを考える際に、生地の味わいとソースの味わいをある程度別個に考えてみました。というのも、やはりソースの味がどうしても強くなりますからね…その強い味わいに対し、生地の食感やキャベツや桜エビ等の具材の味わいがどのようにバランスをとるのか。案外、お好み焼きって色々な味わいがあるので難易度高めなんです。
結果的には、100%のシンクロ率で合うワインを探すのはなかなか難しいというように感じました。ですが、どこに焦点を当てるかでワインをセレクトしていけば充分に美味しいマリアージュが楽しめることも分かりました!
ソース味に焦点を当てるならば
●シャトー・シフル フォジュール(赤ワイン) ¥3,000(税別)
●クレマン・ド・リムー エモーション・ロゼ(スパークリング) ¥3,000(税別)
生地に合わせるなら
●プイィ・フュッセ VV コルディエ(白ワイン) ¥4,800(税別)
ソース味にはシャトー・シフルがピッタリですね!特に豚玉のように具材を肉にした場合は抜群です。クレマン・ロゼもソース味を邪魔しませんが、こちらは生地との相性もなかなか良いので、総合点ならナンバーワンといったところでしょう。
プイィ・フュッセは生地の味わいのトーンに良く合い、長芋、キャベツ、鰹出汁、桜エビといった様々な旨味も受け止め調和します。このワインの豊富なミネラルと複雑性が成しているのでしょうか。ちなみに、もしご家庭でワインと合わせる際は紅ショウガは気持ち少なめのほうが良いかもしれません。ワインと考えるとどうしても少し浮いてしまって…。ただ、紅ショウガたっぷりのお好み焼きって美味しいんですよね(笑)。ここはアレンジしてみてください。
そして番外編ということで、ソースでなく醤油で食べるお好み焼きのパターンもやってみました。こちらは前述のクレマン・ロゼも美味しいですが、特によかったのはジャン・フルニエのこのワイン!
醤油(薄口醤油がおすすめ)なら
●マルサネ・ルージュ エ・シェゾ ジャン・フルニエ(赤ワイン)¥7,200(税別)
醤油の華やかな香り立ちにはやはりブルゴーニュが良く合います。マルサネ・エ・シェゾのピュアで鮮やかな香りはまさにピッタリ!これはプレミアムなマリアージュですが、ジャン・フルニエのブルゴーニュ・コート・ドール・ルージュ(¥4,600)も美味しいマリアージュを堪能できるでしょう。
さらに加えるならば、醤油+紫蘇+じゃっこのさっぱり味お好み焼き(個人的に大好きでよくやります!)ならばロルジュリルのピノ・ノワール(¥2,200)がお手軽さもあり最高です♪
皆さんも是非、色々なアレンジで試してみてください^_^